思いつくままに

その日の出来事や回想を綴ります

再会

日曜日、体調が万全ではなかったけど、ずっと前からの約束で、36,7年ぶりに再会した
彼女は、独身の時に半年ほど同じ職場で働いた人だった。
年齢は私より1つ上で、プライベートでも休みの日に会ったりしたこともあった。
彼女の任用期間が過ぎてからも、ずっと年賀状のやり取りだけは続けていた。
彼女はご主人の仕事の関係で地元を離れていたし、私も長い間、夫の転勤であちこちに行っていたのだが、
2年ほど前、転居のお知らせが届き、地元に帰ってこられた。
手書きで「お会いできるでしょうか」とあったのだが、コロナ禍だったこともあり、私も返事をし損なっていた。
ようやく今年に入ってから近況報告の少し長い手紙を書き、携帯番号も添えた。長い身の上話のような手紙になってしまったので、彼女が引いてしまわないかな、返事もらえるかな、とドキドキしながら過ごした。
すると、数日たってから彼女からショートメッセージが届き、暖かくなったら会いましょうと約束した。すごく嬉しかった。
お互いの事情で一度目、二度目の約束はかなわず、三度目の正直でようやく再会できた。2時間ほど、お茶とケーキで長年のそれぞれの生活や近況をおしゃべりしたのだが、
彼女が私にくれたプレゼントはとてもおしゃれな包みに入っていて、帰宅してから開けてみたら、薄いピンク色の生地に小さな木の模様のついたノースリーブのワンピースだと思ったので、交換したてのLINEで「可愛い服をありがとう!」と伝えると、
「あれはエプロンだよ、エプロン!」てっきりワンピースだと思った。私は家でワンピースみたいに着ようと思う。


嬉しかったのは、私が手土産のゼリーと一緒に愛読書のノーマン・V・ピール著「あなたの人生を変える40のみことば」を渡したのだが、彼女は同じ著者の本を持っていて、それは彼女にとって特別な本だと言うのだ。
私は彼女の言った「人間向上の知恵」という本を検索してみると、中古であったので早速注文した。またそれぞれの本の感想を言い合えるときを楽しみにしている。
ほかにも好きな映画が同じだったり好みが似ていたりして盛り上がった。モーガン・フリーマンや、トム・ハンクス・・・。
彼女とはまた会いましょうと約束した。


大人になると、ほんとに友達が減ってくる。私みたいな病気持ちは特に減っていく。そんな私と友達であり続けてくれる貴重な友達を、これからも大切にしていきたい。