思いつくままに

その日の出来事や回想を綴ります

すべてを感謝できるか

今までの人生で、よかったことにどんなことがあったかを振り返ってみた時、
やさしい両親に育てられ、やさしくかわいい弟と共に何不自由なく過ごせた子供時代や、学校の先生や友達に恵まれたことなどを真っ先に挙げるけど、辛かったことも、それを経験したおかげで今の私があると言えるので、それもよかったことだと言える。
高校時代に父が病死するという壮絶な悲しみを経験したときには、本当に目の前が真っ暗になった。そして望まぬ就職と職場でのパワハラによって心を病み、長い間苦しんだことも、無駄だったとは思っていない。
肉親の死は、誰もがいつか経験する人生の中でも大きな悲しみの一つだ。それを早くに経験したことで、私は同じ立場の人の気持ちを思いはかることができたのではと思う。
不条理に思えるパワハラに遭っている人たちの気持ちも少しは理解できる。
心を病んでいる人の苦しみにも少しは寄り添える。
そんな苦しい経験を通して私がいちばん感謝しているのは、それまで知らなかった「全知全能、絶対にして無限の愛を持っておられる神」の存在を知り、信じることができたこと。そして、幸せだった子供時代にはなかった「謙遜」を少しは身につけられたことだ。
「いつまで苦しまなければならないのか」と、それが果てしもなく続くと感じるときにも、聖書に登場する多くの信仰者たちがしたように耐え忍んで神の助けを待ち続けたように忍耐して、必ず先には希望があることを信じて生きていけることを心から感謝している。


「いつも喜んでいなさい。 絶えず祈りなさい。 すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって、神があなたがたに求めておられることである。」(Ⅰテサロニケ5:16-18)


すべての事に感謝できているかというと、なかなかそれはできてないと思うけど、本当はそれはできるはずのことなんだと思う。だって神様がそうおっしゃっているのだから。「こんなことに感謝できる?」と思うようなことも、感謝できる理由を考えながら過ごしてみたいと思う。それはきっと見つかるという確信がある。